人間堕落乃日々

草野球、小説など趣味を中心に日々を書き綴ってます。 小説は主にオリジナル、二次創作になります。二次創作は『魔法少女リリカルなのは』が中心になりそうです。

なのフェイ? お題「雨」

即行SS。
なのフェイのはずが、フェイなのに変わっているという。
何を言っているのか分からねーと思うが、俺もなんでこうなったのか分からねー。



「雨、止まないね」

「天気予想だと今日一日降り続けるみたいだよ」

窓の外を見れば、どんより曇った空にざーざーと雨粒が降り注いでいる。
今日は久々にフェイトちゃんとオフが重なったから、ショッピングに行くつもりだったのになー。
アリサちゃんも、すずかちゃんも、はやてちゃんもそれぞれ用事があって、フェイトちゃんと二人っきりってのは本当に久しぶり。
だから楽しみにしていたんだけど……こんな雨じゃ、せっかくのショッピングも楽しめないよね?

「ふっふっ。なのは、凄く残念そうな顔してる」

「だって、せっかくフェイトちゃんとオフが重なったんだよ?
 本当なら、ちょっと遠くに出かけて新しい服を買っているはずなのに」

この日のために仕事の合間を見つけては話し合ってきたんだから。
せっかく計画したものがパーになるのは、なんだか凄く惨め。

「仕方ないよ。買った物が雨に濡れちゃうかもしれないし」

「それはそうだけど」

「それに私、あんまり雨は嫌いじゃないよ?」

「えっ? どうして?」

私は、雨はあまり好きになれない。雨だとこっちも泣きたくなる、そんな気持ちになっちゃうから。
何よりも空を飛ぶことが大好きな私は、青く澄んだ空を飛ぶのが好き。
あの見渡す限り広い空を飛び回るのが、とっても気持ちいい。
だから雨は苦手。

「なのはらしいね」

「そ、そうかな?」

フェイトちゃんにもそう言われると、私は本当に青空が好きなんだなって思っちゃう。
うううっ。なんだか恥ずかしいな……そうだ! フェイトちゃんは、どうして雨が嫌いじゃないんだろう?

「どうしてって言われると難しいけど……心が落ち着けるからかな」

「心が?」

「うん。雨音を聴いていると、仕事のこととかどんどん頭から抜けていって、リフレッシュ出来るんだ」

「へぇ。なんだか情緒的だね」

「ありがとう、なのは。でも、一番はやっぱり……」

「え、何々? 他にも理由があるの?」

私が聞き返すと、フェイトちゃんはこちらに振り向いて、にっこりと微笑んでこう言った。

「うん、こうしてなのはと一緒にいられること――かな」

ボンッ!って音が、顔から聞こえてきた気がする。
だっ、ダメだよフェイトちゃん。その笑顔は反則的だよ!
顔が熱い。真っ赤っ赤になっているよ。そんな顔を見られないように私は必死に隠す。

「やっぱり、なのはは可愛いね」

「うーっ。フェイトちゃんのバカぁ」

まだまだ雨は止みそうもない。でも、こういう時間もいいかもしれない。

  1. 2010/05/23(日) 22:33:24|
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